怖い不整脈を知って事故を防ごう（土曜ルーム5.20)

つい先日、命にかかわる不整脈をきたした患者さんを経験しました。
その方は、２ヶ月前から朝方におこる胸痛を自覚しておられました。
そして長時間心電図を記録中の通勤電車内で倒れられ、心肺停止状態で病院に運ばれました。
心電図記録では、胸痛を思わせる所見や怖い不整脈はその瞬間まで出現していませんでした。
多くの人が居合わせていたであろう現場で、心肺停止状態に陥られたことにある種の無念を感じました。
かつてハイマン選手がテレビ中継中のバレーコート内で倒れられた事例を思い出しました。
皆さん、知って助けられる命を助けようではありませんか。